b 海水

JIS K 2510（潤滑油さび止め性能試験方法）に規定する人工海水でpH8.0±0.2に調製したもの。

c 試薬

（a）塩化カルシウム（試薬特級）

（b）無水硫酸ナトリウム（試薬特級）

（C）イソプロピルアルコール（試薬特級）

（d）四塩化炭素（試薬特級）

d 油処理剤混合油

重油10mlに油処理剤2mlを加え十分混合したもの。

e 分液ロート

ガラス製容量100ml、外径40±1mm、長さ150〜160mmの円筒状のもの。

f 振とう機

分液ロートを装着し、毎分300往復、振幅40mmで振とうできるもの。

g 光電比色計又は光電分光光度計

（ロ）試験操作

分液ロート2個に海水50ml及び油処理剤混合油2mlをそれぞれ正確に加え、振とう機で縦に5分間毎分300往復、振幅40mmで振とう後1個については30秒間、他の1個については10分間静置する。静置後分液ロートの下部より乳化層を約30ml抜き出し、ビーカーに採取する。

採取した乳化層を撹拌しながらその25mlを正確に新しい分液ロートにピペットを用いて採取する。これに塩化カルシウム約3gを加え、四塩化炭素10mlで乳化層中の油分を抽出し、抽出操作をさらに2回繰り返す。抽出した四塩化炭素を合わせ、これに無水硫酸ナトリウムを適量加えて脱水した後、イソプロピルアルコール5mlを加えて透明

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